<症例情報>
ラブラドールレトリバー
6歳 去勢済みの男の子 29kg
主訴:数日前から急に頸部を痛がるようになり、いつもよりも元気がない
検査の結果、麻痺等はないが頸部を左に向かせようとすると特に痛がった。
しっかり検査するためにMRIへ
<検査結果>
・頸部の骨と骨の間を出ていく神経の左右の分岐の太さに差があった。
・左側の神経の分岐の方が少し腫れていた。
→神経の炎症を疑う
・左側の神経の根本がお腹側から僅かに押されていた。
頸部のヘルニアによる左の神経の圧迫と診断
<当院のMRI>
今回はヘルニア部位で太い神経の影響は見られず、一見異常がないように見えてしまいます。
しかし、当院のように精度の高いMRIで検査することにより、神経の分岐のようなより細かい部分の病変を見つけることができます。
<MRIって?>
MRIは磁気共鳴画像診断とも呼び、強力な磁力と電波により臓器や血管などを画像化する検査
*当院では、高崎市の「MGL付属高度動物医療センター」にてMRI検査を実施しております。
当院からの指示があった場合を除き、まずは富岡総合医療センターをご受診下さい。