循環器科専門外来

循環器科専門外来

心臓病は原因も違えば治療法も異なります

心臓・循環器は、早期発見と進行に合わせた治療開始が大事です。動物たちの高齢化が進み、心臓の疾患に悩まされる動物の数も増えています。

担当医

木崎 皓太
木崎 皓太

弁膜症に代表される心臓病は一度進行したら回復しないものが多く、レントゲンや心臓エコーを含めた検査などで早期発見した上で定期的に経過を観察し、必要なタイミングで適切な治療を行うことで寿命が大きく変わることがあります。

「健康チェックで心雑音があると言われたけど、検査も治療もしていない」
「心臓の薬を飲んでるけど、特に再検査もせずに飲み続けている」

といったご相談やセカンド・オピニオンも含め、豊富な知識と経験を持つ当院の循環器担当獣医師にご相談ください。

*循環器専門外来は月に1回。

正確な診断

適切な治療を行うためには正確に病気を診断する必要があります

心臓の検査は様々な検査(超音波検査・X線検査・血圧測定・血液検査など)を組み合わせて行います。

大半の心臓病は心音に雑音が聴取されます。しかし、病気によっては雑音が聞こえない心臓病なども存在するため、定期的な健診をお受けいただくことをお勧めいたします。

心臓検査は予約制となります。事前に予約を取っていただきます。

検査時間は約30~60分ですが、心臓病の状態によっては間に何度か休憩を入れます。

心がけること

ご自分のペットが動物病院で心臓病だと診断された場合に心がけていただきたいこと

まず激しい運動を控えさせることです。
心拍数が上がると心臓に負担がかかってしまいます。
あまり興奮させたり、無理に走らせたりしないことです。
また、温度・湿度の管理にも気を使いましょう。
温度・湿度の急激な変化も血圧の変化にもつながり心臓に負担をかけてしまいます。
その他にも食事の管理や肥満に気をつけることが大事です。

ワンちゃん編

  • 高齢の子。特に小型犬は8歳以上の子では半数以上の子が心臓病に罹患するといわれています。
  • よく咳をする、息切れを起こす。
  • いつも寝てばかりいる。運動を嫌い、あまり動きたがらない。
  • 散歩に出てもすぐに疲れてします。
  • 同腹子(兄弟)と比べて成長が遅い。小さい。
  • 散歩や興奮した時に失神する。
  • お水をよく飲む。
  • あまり食べていないのにお腹が膨らんできた。
  • フィラリアの予防をしたことが無い。

ネコちゃん編

  • 口を開けて息苦しそうな呼吸する。
  • 動きたがらない。
  • 目が見にくそうにしている。見えていない。
  • 興奮時やそれ以外の時にも失神する。
  • 常に機嫌が悪い。
  • お腹が膨らんできた。

投稿日:2020年3月25日 更新日:

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