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2026.02.12
画像で見る病気(飼い主様向け)
#26 犬の脳腫瘍(飼い主様用)

<症例情報>

小型犬雑種
去勢雄 10歳

主訴:頻回の発作があり来院
→頭部の精査のためにMRIを実施

 

 

 

<検査結果>

【MRI、矢状断像、T2強調画像、脳圧亢進時】
【MRI、矢状断像、T2強調画像、脳圧亢進時】

MRI検査では左の前頭部に巨大な腫瘤が認められた。腫瘤は近くの髄膜と連続しているように見えることから髄膜腫が最も疑われた。
この患者さんでは腫瘤が周りの組織を大きく圧迫し、脳が広く浮腫んでいた。

 

 

 

<検査結果>

【脳圧正常な患者例】
【脳圧正常な患者例】
【脳圧亢進している本症例】
【脳圧亢進している本症例】

頭の中は閉鎖空間のため、圧の逃げ場がなく、腫瘤や浮腫みにより脳圧が高くなると脳が本来の場所から逸脱し(脳ヘルニア)命に関わることがある。

 

 

<髄膜腫(meningioma)>

パードドッグ、コリー、ボクサーなどで好発する。
髄膜腫は大脳での発生が多く、てんかん発作などの原因となることがある。

 

 
 
 

髄膜腫でてんかん発作を起こした症例でも、本症例のように発作時以外は普段通りということもよくあります。
中高齢(特に7才以上)で初めて発作を起こした場合は脳腫瘍の可能性も考えられます。
お悩みの場合は一度ご相談ください。

 

 

 

 

*当院では、高崎市の「MGL付属高度動物医療センター」にてMRI検査を実施しております。
当院からの指示があった場合を除き、まずは富岡総合医療センターをご受診下さい。