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2026.01.05
画像で見る病気(飼い主様向け)
#22 脊髄軟化症(飼い主様用)

<症例情報>

ラブラドールレトリーバー

ラブラドールレトリーバー
6歳 避妊済みの女の子

 

主訴:突然立てなくなり、今日になって呼吸がかなり弱くなってきた。レントゲン検査で異常は認められず、神経の検査では四肢の麻痺を認めた
→精査のためMRI検査へ

 

 

<MRI検査の結果>

【MRI、頚部矢状断像、T2強調画像】
【MRI、頚部矢状断像、T2強調画像】

*頚髄のほぼ全域が異常に白く認められた
臨床症状とも合わせ、出血を伴う脳脊髄の壊死を疑う


*首を走っている太い神経

 

 

<診断>

【MRI、C4-5横断像、T2強調画像】
【MRI、C4-5横断像、T2強調画像】

本症例は死後解剖まで実施され、脊髄軟化症という診断となった。
しかし発症した原因は解明されなかった。

 

 

<脊髄軟化症(encephalomyelomalacia)>

脊髄軟化症とは脊髄の強い損傷により、進行性に脊髄が壊死していく病気。
椎間板ヘルニアにより二次的に発症することが多い、その他の脊髄に影響を与える疾患(脊髄梗塞、脊髄炎など)でも発症することがある。
現在確立された治療法はなく、発症したら最終的に1週間程度で亡くなってしまうことが多い怖い病気。

 

 

<MRIって?>

MRI

MRIは磁気共鳴画像診断とも呼び、強力な磁力と電波により臓器や血管などを画像化する検査。

 

 

 

*当院では、高崎市の「MGL付属高度動物医療センター」にてMRI検査を実施しております。
当院からの指示があった場合を除き、まずは富岡総合医療センターをご受診下さい。