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2024.07.16
整形外科
#71 膝蓋骨内方脱臼【整形外科】

カートから飛び降りてしまい、左の後ろ足をあげているとのことで来院されました。
触診にて膝のお皿(膝蓋骨)が内側に外れてしまっていました。

 

膝蓋骨脱臼は時に急性に悪化(外傷や外力により)することがあり、痛みが増悪することがあります。今回の患者でも痛みが強く、手術に進むことになりました。

 

術後3か月で治療終了し、今では元気に走り回れています。

 

膝蓋骨脱臼とは後ろ足の膝の部分にあるお皿のような骨(膝蓋骨)が、膝の内側または外側にずれてしまっている状態のことです。脱臼の程度は4段階あり、重症度と症状を総合的に評価して手術が必要かどうか判断します。膝蓋骨脱臼を放置しておくと、膝の靭帯に負担がかかって靭帯断裂を起こしてしまうこともありますし、将来的な関節炎のリスクも高まります。

 

また、軽度な膝蓋骨脱臼の場合でも、痛みが出てくることもあります。わんちゃんにとって痛みのない生活をおくってもらうために、内科療法、外科治療、理学療法を必要に応じてご提案させていただきます。

 

膝蓋骨脱臼は獣医師による整形学的検査と、レントゲン検査などの画像検査をもとに診断します。わんちゃんの歩き方に違和感があるときは、一度獣医師にご相談ください。

 

 

【術前レントゲン】
【術前レントゲン】
【術前レントゲン】
【術前レントゲン】
【術前レントゲン】
【術前レントゲン】

 

 

【術後レントゲン】
【術後レントゲン】
【術後レントゲン】
【術後レントゲン】
【術後レントゲン】
【術後レントゲン】