さいとう動物病院富岡総合医療センター 年中無休 夜11時まで

年中無休|23時まで受付|CT完備

病院からのお知らせ

症例情報

症例情報

症例36 大腿骨骨折【整形外科】

投稿日:

今年に入り骨折の患者様が続いています。多くは小型のわんちゃん猫ちゃんですが、時折大きなわんちゃんも骨折で来院されます。

1歳の秋田犬で24kgのわんちゃん、車との接触事故で来院されました。左の大腿骨(太ももの骨)に骨折を認めており、手術が必要な状態と判断しました。

手術はロッキングプレートを用いて骨を固定する方法で行いました。骨折が治っていくにはしっかりとした固定が必要ですが、体重も大きくまだ若い活発なわんちゃんであり、プレート1枚では十分な強度が得られないと判断し、2枚のプレートを用いて固定を行いました。術後3日後には患肢を使いはじめてくれており、今後2~3ヶ月かけてしっかり骨が癒合してくれれば元通りの運動ができると思います。

 

人間のようにギプスをして厳密に安静が難しい動物の骨折においては、多くのケースで手術が必要になります。手術の方法は様々ですが、最も主流なものの1つがプレート固定です。プレート固定を行う際、プレートは骨がしっかりと癒合するまでの間(通常2~3ヶ月)、しっかりと体重を支えられるほど強固である必要があります。骨が癒合する前にプレートが曲がってしまったり折れてしまったりするとうまく治っていきません。プレートを設置する際のスクリューの数や位置もプレートの強さに影響します。今回の患者ではプレートのworking length(骨折部位に一番近い2本のスクリューの間の距離)が長くなってしまい強度に若干の不安があったこと、体重が大きく若く活発な子であったことからプレートをもう1枚追加し補強しました。当院ではあらゆる状況に対応できるよう、設備や器具を準備しています。お困りの際は当院整形外科までお声がけください。

 

レントゲン画像

【術前】

 

【術後】

 

【参照文献】

Chao P, Conrad BP, Lewis DD, et al. Effect of plate working length on plate stiffness and cyclic fatigue life in a cadaveric femoral fracture gap model stabilized with a 12-hole 2.4 mm locking compression plate. BMC veterinary research 2013;9:1-7.

-症例情報

執筆者:

関連のお知らせ

症例13 褐色細胞腫【腫瘍外科】

今週はわんちゃんの褐色細胞腫の手術がありました。 褐色細胞腫というのは、副腎にできる腫瘍の1つです。副腎はお腹の中、左右の腎臓の横にそれぞれ1つずつ存在する小さな臓器(通常10mm×5mmくらい)で、 …

症例37 前十字靭帯断裂【整形外科】

12歳4ヶ月の柴犬のわんちゃん、散歩中に左の後ろ足を痛めてしまい、来院されました。痛めた足はつま先だけしか地面に着けられない様子で、触診すると膝に痛みがあることがわかりました。整形学的検査、レントゲン …

症例12 腹腔内腫瘍【腫瘍外科】

今回は腫瘍外科についてです。9歳のわんちゃんで、数ヶ月前から徐々にお腹が膨らんできたとのことで来院されました。来院時、全身状態は良好で元気食欲もありましたが腹部の膨満を認め、レントゲン検査を行ったとこ …

症例19 骨盤骨折【整形外科】

今週は交通事故の患者さんの来院が続きました。 2歳のわんちゃんで、交通事故による骨盤骨折の治療を希望され来院されました。 骨盤は左右で骨折しており、一部は股関節にも骨折線がかかっている状態でした。痛み …

症例24 前十字靭帯断裂【整形外科】

先週も前十字靭帯断裂のわんちゃんの手術がありました。 8歳のマルチーズのわんちゃんで、急な跛行(びっこ)を主訴に来院され、右後肢の前十字靭帯損傷が疑われました。不安定性が強く、外科的治療に進むこととな …

さいとう動物病院

さいとう動物病院

年中無休(年末年始を除き)
診察時間:9時~12時/15時~19時
土・日・祝日も診察
群馬県富岡市中高瀬117
0274-64-0854
安中市・高崎市・前橋市・藤岡市・吉井町からもアクセス良好です。
お電話でのお問い合わせ