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症例20 骨盤骨折【整形外科】

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先月は交通事故の患者さんの来院が続き、骨盤骨折の手術が重なりました。

7歳のフレンチブルドッグのわんちゃんで、交通事故による骨盤骨折と診断され当院に紹介で来院されました。骨盤は右の腸骨体及び左の坐骨、恥骨で骨折を認め、外科的に整復が必要と考えられました。

手術は先週の患者と同様に、骨折部位に金属のプレートとスクリューを設置して固定しました。受傷から時間もそれほど経たずに手術に進むことができたため、手技も比較的煩雑になることなく進めることができました。

手術に伴う全身麻酔も短頭種のわんちゃんでは他の犬種と比較してリスクが高いことが知られていますが、米国獣医麻酔疼痛管理専門医の小田先生管理のもと、局所麻酔と投薬による徹底した疼痛管理と共に無事に麻酔、手術を終えることができました。

術後の体調も問題なく回復し、術後3日で退院が可能でした。

 

今回、骨盤骨折で来院されるケースが続きました。骨盤の完全骨折はその特性上、多くの場合で外科的整復が必要となります。固定の方法はプレートを用いた固定が主流ですが、ピンやワイヤー、創外固定を用いた方法なども選択する場合があり、骨折部位や折れ方、その他の状況などを考慮し決定します。しかしながらやはりプレート固定の利点は多々あり、近年では特にロッキングプレートを用いたプレート固定の優位性も報告がなされています。当院でも様々な状況に対応できるよう、専門医と連携を取りながら準備をしています。事故や骨折は突然発生し、治療までに時間をかけられない場合も多くありますが、お困りのことがあれば当院獣医師までご相談ください。

【術前レントゲン】

【術後レントゲン】

 

【参照文献】

1. Petrovsky B, Knuth T, Aponte‐Colón C, et al. Short‐term outcomes of 59 dogs treated for ilial body fractures with locking or non‐locking plates. Veterinary Surgery 2021.

2. Piermattei DL, Flo GL, DeCamp CE. Brinker, Piermattei, and Flo’s handbook of small animal orthopedics and fracture repair. 4th ed. St. Louis, Mo.: Saunders/Elsevier, 2006.

 

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